インフルエンザ、コロナと同時流行警戒

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1月1日までの1週間に報告された全国のインフルエンザの患者数は、前の週に続き、流行期入りの目安を超えていて、地域別でも30の都道府県でこの目安を上回っています。
厚生労働省はインフルエンザワクチンの接種を検討するとともに、マスクの着用や換気といった基本的な感染対策の徹底を呼びかけています。

普通のかぜ、インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症
かぜとインフルエンザ、新型コロナウイルス感染症は、原因や症状など似ているようで、経過と予後は少しずつ異なってきます。「自分は大丈夫」と油断していると重症化してしまうこともあるので注意が必要です。

■かぜ
ウイルスや細菌などの病原体によって引き起こされる、鼻やのど(上気道)の急性炎症の総称です。
鼻やのどの粘膜から感染するため、くしゃみ、鼻みず、鼻づまり、のどの痛み、せき、たんなど、鼻やのどの症状が顕著にみられます。

■インフルエンザ
インフルエンザウイルスに感染することで発症します。一般的な特徴は、38℃以上の急激な発熱があり、関節痛や筋肉痛、倦怠感や悪寒などの全身症状が現れ、鼻みず、せきなどの症状を伴います。
インフルエンザは急激に症状が現れ1週間程度の経過で回復していくことが多いです。

■新型コロナウイルス感染症
ひきはじめは普通のかぜと同様にせきや発熱などがみられます。症状の現れ方は個人差もありますが最初は比較的ゆるやかで、微熱~高熱、せき、関節痛や筋肉痛、頭重感や倦怠感、食欲不振や味覚・嗅覚の異常を感じる、といった症状が続いた後、急に重症化して肺炎を合併するなど、入院となるケースがあります。軽症の場合は約1週間で回復していきますが、一方で無症状の人が急激に重症化することもありますので注意が必要です。

かぜ、インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症に共通しているのは、いずれも「接触または飛沫を介した感染症」であるということ。せきやくしゃみでウイルスや細菌などの原因物質を含む飛沫を飛び散らしたり、飛沫のついた手であちこち触ったりすることで、感染を広げてしまうのです。

マスクやうがい、手洗いなどで原因物質を寄せつけないようにする、不要不急の外出を避けて「3密」をつくらないようにすることが予防には有効です。

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