今回は、新型コロナの軽症者向けの薬で、患者の重症化と医療体制の崩壊を防ぐ切り札として期待されている「抗体カクテル療法」についてです。
抗体カクテル療法って？
軽症患者に使用できる治療薬として初めて承認されたもので、人工的に作った２種類の抗体を患者に投与し、ウイルスの増殖を防ぐものです。
重症化リスクを減らす画期的な薬と期待されています。
発症から7日以内の投与が必要とされています。
どうして抗体カクテル療法は新型コロナの増殖を防ぐのでしょう？
2種類の抗体が新型コロナの突起に結合して、人体の細胞への侵入を防ぐと言われています。
新しい薬のため、いまは供給量が少なく、投与は重症化リスクの高い患者が優先されています。
今後、供給量が増え安定して治療が行えるようになれば、入院リスク、重症化を下げる効果も期待できる療法です。
参考：https://www.nhk.or.jp/shutoken/newsup/20210802e.html
